2021.6.11
日本・フランス現代美術世界展
- 1)シルバー色の背景の紫陽花のリース
- 2)ゴールド色の背景の紫陽花のリース
- 3)薔薇とスイートピーと苺
- 4)葡萄の上の薔薇と白いスイートピー
①と②のリース作品からは、一見して「抑制的、ストーイック」という印象がうかがえます。 ある意味リースの輪の中は、ストレスフルな現実社会であると思います。 輪の中から外に向けて花びらが解き放たれています。 あたかもSOSをおくっているかのごとく。相反して、残りの2作品は、一転して明るい、アクティブな雰囲気です。 突然の余儀なくされた“抑制”、拘束からあたかも抜け出したかのような印象を受けます。 ステイホーム生活から抜け出して、「解放され、自由に動き回りたい!」といった願望、また、今後のウィルス収束後も不安が付きまとう社会での明るい未来への渇望がこめられています。
日時:2020/8/8(土)~8/16(日) 10時~18時
(入場は、17時半まで、11日は、休館)
場所:東京・六本木の国立新美術館(港区六本木7-22-2)、3階展示室3A及び3B
11日(火)は、休館日