アトリエから

  • 2020/07/10

    アトリエから ひとこと

    ☆新作リリースの潜在的テーマ☆ ウィルスとの共存社会へ
    今年に入り大流行している新型コロナウィルスは、ある程度収束して緊急事態宣言も解除され、日常は戻りつつあります。とはいえ、以前とは違う生活様式での新生活が始まり、今後もウィルスとの共存・共生を余儀なくされるのでしょう。
    そんな状況下で出来上がった新作4点は、多少なりとも現実社会の影響を受けている気がします。それら全ての絵の中央に円が描かれています。2作品からは、一見して「抑制的、ストーイック」という印象がうかがえます。ある意味リースの輪の中は、ストレスフルな現実社会であったとも言えます。

    相反して、残りの2作品は、一転して明るい、アクティブな雰囲気です。突然の余儀なくされた“抑制”、拘束からあたかも抜け出したかのような印象を受けます。ステイホーム生活から抜け出して、「解放され、自由に動き回りたい!」といった願望、また、今後のウィルス収束後も不安が付きまとう社会での明るい未来への渇望がこめられています。

    オンライン・ギャラリーではもちろんのこと、実際の絵を見ていただける方は、是非美術館でのご高覧お待ちしております。今秋には、展覧会の様子を収めたビデオ映像も配信予定です。

    山本智子  Tomoko Yamamoto

  • 2020/04/03

    アトリエから ひとこと

    このところのウィルス問題で、鬱屈とした日々をお過ごしの方々が多いと思います。
    世界中どこも大変な状況ですが、国内外の罹患してしまった方々の回復を祈り、自分や家族には細心の注意を払い、周りにも気を配りながらも自分自身は落ち込まないで前向きに進んでいきたいものです。
    このようなときだからこそ、彩りゆたかな美しい絵をみて、いっときでも不安をわすれ、心に栄養を送っていただくことを願っています。
    現実問題として、美術館の展覧会、イベントなどが軒並み中止や延期になり、国公私立の多くの美術館で、臨時休館が続いています。また、その状態がいつまで続くのかも定かではありません。であれば、いっそのこと直接絵画に触れなくても、たとえ何も見ないよりは今暫くの間、ネット上での鑑賞もよいかと思います。
    私が現在制作中の大きい作品4点が8月には、国立新美術館で皆さまにご覧になっていただけるようになることを祈っています。
    ウィルスの早い終息を願うばかりです、、、、、、、、、、

    山本智子  Tomoko Yamamoto

  • 2020/02/14

    アトリエから ひとこと

    立春もとうに過ぎ、ふりそそいでくる光が日増しに春めいて感じます。
    心地よい季節の到来を夢みて、今暫くは、空気の乾燥とも向き合わなければなりません。加湿器、空気清浄機をフル稼働させて体調維持に努めましょう。

    いま私は、大きい作品(91x91cm)の制作数点に追われています。今夏に六本木・国立新美術館で行われる「日本・フランス現代美術世界展」に出品のためです。今年は、3階全展示フロアにてフランスサロン作家、特にサロン・ドトーヌの重鎮たちの作品が占める割合が高くなります。世界で活躍する日本人作家との競演です。

    作品完成をめざし、ひたすら描き続けます。

    山本智子  Tomoko Yamamoto

  • 2019/12/01

    アトリエから ひとこと

    日常の料理に使う野菜そして果物をみつめていると“いとおしさ”に溢れてきます。それらは、美しい花と同様に魅力にあふれているからです。
    わたしは、このホームページ開設を機に果実や野菜の魅力を花と共にキャンバスに開花させ、みなさまにご紹介していきたいと思っています。

    また、作品によっては、それが生まれるにあたる背景もエッセーにするつもりです。現在、日本語、英語両方でご覧いただけるのは、フルーツの上の蘭1と2 (2019年3月、4月リリース)の作品とカラフルミニトマト(2019年7月リリース)。

    2019年10月26日より31日まで、自由が丘ル・シェル・ブルーにおいて「花と果実」と題した油画展をおこないました。もちろん大きい作品もありましたが、そのほとんどが小品(18x14cmから22.7x22.7cm程の大きさ)で、家の中のカジュアルな場所に置いていただくにふさわしい作品ばかりでした。一部の作品は、当ホームページ、ギャラリーでご覧いただけます。

    私は、自宅のキッチンやダイニングにミニトマトやレモンなどの小さな絵を飾っています。日常、せわしなく料理しながらもふと顔をあげてそれらを見つめると、なんだかいい気分になります。小さくて抱きしめたくなるような絵ばかりです。

    「アート」というと一般的になんだか敷居が高くて一部の特別な愛好家たちの世界の出来事、というイメージもあると思います。浮世離れしているとさえ思われているかもしれません。だからこそ私は、あえてアートのカジュアル化を願っています。たまたま出会って好んだ絵を是非自分のものとして身近に飾っていただきたいのです。日本の住宅事情に即した小さな絵も、あなたの気持ちをなごませてくれることでしょう。

    山本智子  Tomoko Yamamoto

  • 2019/09/19

    アトリエから ひとこと

    多くの方々にとって“花”は、身近でしょう。花に直接触れたり、近づいて香りを感じたり、無造作に唇でふれてみたり、あるいは、誰かを喜ばせるためにプレゼントしたりすることもあるでしょう。または、熱烈な園芸家の方もいらっしゃるでしょう。私もそういう人間のひとりです。
    そんな中、あまり注意を払われることもない植物たちの“核”なる部分、そういう中心から外部へむかっているその“ありさま”に私は、特に魅力を感じています。中心から外へ向かって花びらが開いてくる姿は、神秘的です。自然と焦点を当てて描いてしまいます。大きく巨大化して描くことにより、普段は忙しくて花とは無縁な方々にも少しだけ注目してもらい、身近に感じていただけるのが願いです。

    また、花だけでなく果実や野菜もわたしにとって魅力あふれる存在です。果物は、たったひとつでも充分にパワフルです。
    最近、とくにおしゃれな形状や個性的な色をした野菜や果物を目にします。なので、スーパーマーケットへ買い物にいくことは、本来の目的以外に楽しさがあります。必要な野菜を探しながら、絵のモチーフになりそうなものを見つけたりします。ミニトマトは、その中でもお気に入りの野菜です。「カラフルミニトマト」の作品にエッセーを添えてありますので、ご一読下さい。
    そんな中一年程前、海外でちょっとした体験をしました。それを機に果物と花の両方をキャンバス上に組み合わせるという発想に至りました。それ以来、双方をマッチングさせ、キャンバス上に構成しています。そのエピソードに関しては、「フルーツの上の蘭1」の作品のエッセーをご参照ください。

    絵のモチーフとなりそうな果物、野菜を入手すると手早くキッチンで組み合わせ、花をあしらい、白や黒い布の上に置き、無造作に形つくっていきます。傷まないうちに終えてしまわないといけません。ときには、好みのテーブルマットや布の上に拘りのお皿や透明の器を置き、主役、脇役を加え、整えます。最後は、胃のなかに入っていくものもあるので、早く食べたいという気持ちも後押しし、急ぎ気味で動き、描き始めます。といった極めて日常生活の延長線上に私の発想があるのです。

    2019年10月26日より31日まで、- 心なごむ “花と果実”- と題した油画展を東京・自由が丘で行います。私が日々美しいと想い、見ていて心休まる花や果物が主役です。昨年の銀座での個展と違い、今回は、大きい作品は極めて少ないです。小さい作品を中心に販売もいたします。
    さらに、わたしが趣味で続けているアクセサリー作品も合わせて販売いたします。2002年にヴェネチア・ムラーノ島で自ら買い付けのヴェネチアンビーズ使用のオリジナルネックレスやかわいい国旗のイヤリングなどを予定しております。

    自由が丘駅から徒歩4分の新しくてお洒落なギャラリーです。ガーデンテラスもあり、青い空と植物が一体となって絵画をお楽しみいただけます。

    秋のひとときを自由が丘でアート散歩はいかがでしょうか?

    みなさまとお会いできるのをたのしみにしております

    山本智子  Tomoko Yamamoto